「浮気 兆候」と検索して、このページを開かれたのだと思います。
おそらく、心当たりがいくつかあって、でも確信はなくて、誰にも言えないまま調べている。そういう状態ではないでしょうか。
先にお伝えしておきたいことがあります。**この記事を読んでも、答えは出ません。**兆候をいくつ数えても、それで決まるものではないからです。
そのうえで、よく挙げられる変化が「なぜ兆候とされるのか」と、「同じ変化が他の理由でも起きる」ことの両方を書きます。判断するためではなく、いま自分が何を気にしているのかを、はっきりさせるための材料として読んでください。
よく挙げられる4つの変化
スマホを手放さなくなった
最も多く挙げられる変化です。充電中も持ち歩く、画面を伏せて置く、通知を表示しない設定にした、ロックを変えた。
これが兆候とされるのは、行為そのものではなく変化だからです。もともとスマホを手放さない人がそうしていても、何も意味しません。「以前はテーブルに置いたままにしていたのに、置かなくなった」という差分が気になっているはずです。
帰宅時間が遅くなった
残業、付き合い、急な予定。説明はされるけれど、以前より頻度が増えた。あるいは、説明が細かくなった、または雑になった。
ここでも効いているのは差分です。そして多くの方が引っかかるのは遅いこと自体ではなく、説明の仕方が変わったことのほうだと、ご相談ではよく聞きます。
服装や持ち物が変わった
下着を新調した、香水を使い始めた、髪型を変えた、体型を気にし始めた。
これらは「誰かに見られる前提ができた」と解釈されるため、兆候として挙げられます。ただ、後で書くとおり、この変化は理由の幅がいちばん広いものでもあります。
休日の予定が増えた
急な仕事、趣味、友人との約束。それ自体は普通のことですが、行き先や相手が以前ほど具体的に語られなくなったとき、違和感として残ります。
同じ変化は、別の理由でも起きる
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
上の4つは、どれも浮気以外の理由でも起きます。
- 仕事で立場が変わった。見せられない情報を扱うようになった
- 職場の人間関係が変わった。言いたくない悩みがある
- 健康のことを気にし始めた。言うほどのことではないと思っている
- 趣味や交友関係が変わった。説明が面倒で省いている
- 家族や金銭のことで、心配をかけたくないと黙っている
ご相談をお聞きしていると、**兆候が3つ4つ当てはまっていても、まったく別の理由だったという方は珍しくありません。**逆に、気になる変化がひとつしかないのに、確かめた結果そのとおりだったという方もいます。
つまり、**当てはまった数は、確からしさの目安になりません。**チェックリストの点数で決まるものではない、ということです。
では何を見ればいいのか。そう思われたと思いますが、その問いの前に、先に決めておいたほうがいいことがあります。
確かめる前に、決めておいたほうがいいこと
ご相談で最初に伺うのは、兆候の内容ではありません。次の2つです。
何を知りたいのか
「浮気しているかどうか」と答える方が多いのですが、もう一段ほぐすと、人によってかなり違います。
- 事実があるのかどうかを、はっきりさせたい
- 相手が誰なのかを知りたい
- いつから続いているのかを知りたい
- 証拠として残る形にしたい
- 自分の勘違いだと確認して、安心したい
**最後のものも、立派な目的です。**何も出てこなければそれでいい、という理由で調べる方は実際にいらっしゃいます。
知ったあと、どうしたいのか
これは、いま答えが出なくて構いません。ただ、考えたことがあるかどうかで、必要なものが変わります。
関係を続けたいのか、終わらせたいのか、まだ分からないのか。**「まだ分からない」も、そのままで構いません。**ただ、終わらせる可能性があるなら、あとから使える形で記録が必要になることがあり、そうでないなら必要ないかもしれない、という違いが出てきます。
この2つが決まっていないまま動き始めると、**何をどこまで調べればいいのかが決まりません。**費用も期間も、ここで決まります。
自分で確かめようとすると、何が起きるか
多くの方が、まず自分で確かめようとされます。それ自体は自然なことですが、知っておいていただきたい線があります。
**相手の承諾なく、その人の車などに取り付けた機器で位置情報を取得する行為は、ストーカー規制法の規制対象です。**2021年の改正で加えられたもので、2025年12月にはさらに改正が公布され、対象の範囲が広がっています。
スマホを勝手に見る、メッセージを転送する、といった行為も、状況によっては問題になり得ます。ここは個別の判断が必要な領域なので、**具体的なことは弁護士にご確認ください。**この記事で言えるのは、「気軽にやって大丈夫な行為ではない」というところまでです。
法律の問題を別にしても、起きやすいことが2つあります。
ひとつは、**相手に気づかれて、警戒されること。**一度警戒されると、その後に専門家が調べる場合も難しくなります。
もうひとつは、**手元に残ったものが、あとで使えない形だったということ。**写真や記録があっても、何を示しているのかが分からなければ、話し合いの場でも使えません。
この話は別の記事に詳しく書きました。
いま決めなくていいこと、いま決めていいこと
ここまで読んで、はっきりしたことは少ないかもしれません。それで構いません。
いま決めなくていいことは、浮気かどうか、探偵に依頼するかどうか、この先どうするか。どれも、材料が足りないまま決めることではありません。
いま決めていいことは、自分が何を気にしているのか、何を知りたいのか。これは材料がなくても整理できますし、整理しておくと、誰かに相談するときに話が早くなります。
タンテラは探偵会社ではありません。調査もしません。ですので、「依頼してください」と申し上げる理由がありません。いま動かない、という結論になることもあります。
それでも、一人で抱えたまま考え続けるより、一度言葉にしておくほうが楽になることは多いと思います。
